三角関数の公式を復習するシリーズ(目次)。 今回は三角関数の合成を見ていきます。 三角関数の合成は加法定理を今までと逆に使うというのがミソ。 使いどころを認識しておくのも大切です。 合成を実行する式は と の1次式です:
合成の大まかな手順は
- でくくる
- 適切な角度 を探す
- 加法定理によって1つの三角関数に合成する
です。 まずは第1段階。
式は複雑ですが、やることは簡単。 次は第2段階。 以下を満たす角度 を探します:
この が見つかったとしましょう。 すると、最後の第3段階で、この と加法定理を用いて
と合成できます。
公式まとめ
ただし は以下を満たす実数: