以下のような積の和を一般に与える公式を導きます。
参考
概要
後でもう少し一般化した場合を導出しますが、 の場合に算数っぽく導出しておきます。 まずは の場合。
角括弧内の第1項内の1つ目の項 と第2項内の2つ目の項 が打ち消しあい、第2項内の1つ目の項 と第3項内の2つ目の項 が打ち消しあい、というのが続いて、結果的に第1項内の2つ目の項(これは0)と第 項内の1つ目の項が残ります。
同様にして の場合も計算できます。
これで問題の式は導出できましたが、もう少し一般化した公式を導いておきましょう。
導出
を
で定義します。 これを用いて、問題の和を一般化した
を求めます。 求め方は前節で行った方法と基本的に同じです。
まず、 を以下のように変形します:
から まで和をとると
よって
を得ます。